内定式って欠席してもいいの?~企業側のホンネ、教えます~
毎年10月1日になると、各企業で「内定式」が行われます。
リクルートスーツに身を包んだ学生たちが、一足早く“社会人の第一歩”を踏み出す日…という印象がありますよね。
でも、ちょっと気になるのがこれ。
「内定式って、絶対出席しないといけないの?」
「欠席したら、やっぱり印象悪くなる?」
今回は、企業側のホンネを交えてお話しします。
■ そもそも「内定式」って義務なの?
結論から言うと、内定式への出席は義務ではありません。
だって、まだ正式に入社しているわけではありませんからね。雇用契約も基本的には来年4月から。
なので、法的には「任意参加」です。
…でも。
■ ホンネ:欠席すると心象は正直ちょっと悪い
ぶっちゃけます。
内定式って、企業にとっては「うちに本当に来てくれるのかな?」と不安な時期に、学生の意思を確認する“安心材料”でもあるんです。
ですので、参加してくれたら
「お、ちゃんと来てくれた!来春は一緒に働けるな!」
と企業側もホッとします。
逆に、欠席されると…
「本当にウチに来る気あるのかな…?」
というモヤモヤが生まれてしまうことも。
■ 「内定式はある意味、意思表示の場?」
内定式=入社の意思を表す大事な儀式。
企業側から見れば、形式というより「信頼関係を築く第一歩」なのです。
■ 私が出会った2人の学生の話
では、過去に出会った学生の実例を紹介します。
① 曖昧なままフェードアウト…の学生
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内定承諾の意思は口頭で確認できていたものの、書類は出さず。
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内定式の前日、ようやく電話がつながり「出席します」との返答。
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…が、当日、姿を見せず。
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後に大学を通じて判明したのは、他社にも内定承諾を出していたため欠席と言いづらかったという事実。
企業としては、「早く言ってくれたら対応できたのに…」というのが本音です。
ただ、昨今の学生さん側の事情としては、内定承諾を1週間以内に出さないと取り消す、いわゆる「オワハラ」をする企業もあり、とりあえず、複数の企業に承諾の意思を出すという学生もいるのではないかなと思いますが。
② 理由が微妙すぎた学生
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内定式の欠席理由が「研究室の実習があるから」。
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でも、就職先決まった学生に10月1日に参加必須の実習を入れる研究室は普通ない。
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結果、「内定式(めんどくさい)<実習(楽しい)」という印象に…。
もちろん、内定取消にはなりませんでしたが、入社前からちょっと信頼を損ねてしまったのは否めません。
■ 欠席してもOK、でも誠意ある対応を!
ここまで読むと、
「じゃあ絶対行かなきゃだめ!?」
とプレッシャーを感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
どうしても出席できない事情があるなら、ちゃんと説明すれば大丈夫です。
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欠席の連絡は早めに!
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曖昧な理由ではなく、具体的に(冠婚葬祭とか)。
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できればメールより電話で連絡を。
ちょっとした気配りで、企業との信頼関係はグッと変わります。
内定式は「採用活動の終わり」であり、「入社準備の始まり」です。
参加は義務じゃない。でも、「信頼を積み重ねるチャンス」と考えてもらえると嬉しいです。
不安なことがあれば、企業に相談するのも全然アリですよ!
入社前のこういうやりとりこそ、社会人への第一歩かもしれませんね。
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