【内定辞退】早めに、そして正直に伝えてください。


ある年の採用活動で、こんなことがありました。

とある学生に内定を出した後、「ぜひ当社に来てほしい」と思い、先輩社員との交流会をセッティングしました。

案内を送った段階で、その学生から「内定を承諾します」との返答をもらい、「それなら当日、承諾書を持ってきてね」と伝えました。

ところが交流会当日、学生は承諾書を「忘れてしまった」とのこと。
それなら郵送でもいいと伝えました。

しかし、その後なかなか承諾書は届かず…。


連絡が取れなくなる恐怖

交流会で承諾の意思を示してくれた彼。
なのに、書面は届かない。
モヤモヤしつつも、10月1日の内定式が近づいたので、出欠の確認連絡を入れることに。

  • 郵送 → 返信なし

  • 電話 → 出ない

  • メール → 返信なし

ここまで来ると、「どういうこと…?」と不安になります。

内定式前日にようやく電話がつながり、「出席します」とのこと。
ホッとしました。

…が、当日になって来ない。

そしてまた、連絡が取れない。
携帯も家電もつながらず、ついには大学に事情を説明し、連絡を取ってもらうことに。


辞退は悪いことじゃない。でも連絡はほしい

大学経由でようやく事情が明らかになりました。

「他社にも内定承諾を出してしまい、そちらに行くことに決めました。
でも先に御社に承諾の意思を伝えてしまったので、言い出せませんでした…。」

とのこと。

私たち企業側からすれば、辞退自体が悪いわけではありません。
選ぶのは学生ですし、他社のほうが自分に合っていると思えば、そちらに行くのが当然です。

でも、その意思を「早く」「正直に」伝えてくれさえすれば、私たちは余計な時間も手間も使わずに済むのです。


無駄なエネルギーは、お互い使いたくない

内定承諾しておいて辞退されたら、気分は良くありません。
でもその感情をぶつけたところで、学生にとっても企業にとっても得にはなりません。

内定辞退を伝えるのは勇気がいることです。
でも、時間が経てば経つほど、伝えづらくなります。

早めに、正直に。
これは自分の将来を守るためでもあります。


まとめ

  • 辞退すること自体は悪くない

  • でも、連絡をしない・遅らせるのはトラブルのもと

  • お互いにとって無駄な労力になる

  • 勇気を出して、早めに伝えることが大切


このエピソードを「企業側の愚痴」としてではなく、「自分の身を守るためのアドバイス」として受け止めてもらえると嬉しいです。

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