【要注意!】初任給が高いのにはカラクリがある!?「固定残業代」の話


こんにちは、毎年新卒採用をしてるのに人事部は人が増えないので今日もお祈りメールを量産しています。

最近、「大卒初任給アップ!」というニュース、よく見かけますよね。

たとえばこちら👇

🔗 日経新聞|大卒初任給が過去最高水準に

わぁ~、初任給が上がるなんて、夢が広がる~✨
……って思うじゃないですか。

でも、ここにもちょっとした「言葉のマジック」が隠れているかもしれません。
今日はそのひとつ、「固定残業代」について深掘りします!


初任給のカラクリ:「基本給」と「手当」

そもそも、お給料って大きく分けるとこんな感じでできています。

  • 基本給:ベースになるお給料

  • 手当:各種プラスアルファ(通勤手当、住宅手当、そして…固定残業代)

初任給アップ=基本給アップ、って思いがちですが、
実は最近、増えているのが、

固定残業代込み!

というパターンです。


「固定残業代」とは?

簡単に言うと、

あらかじめ、何時間分かの残業代を先に払っておくよ!

って仕組み。

例えば、「毎月10時間分の固定残業代込み」だったら、

  • 残業が0時間でも、5時間でも、給料は同じ。

  • 逆に10時間を超えたら、追加で残業代がもらえる(はず)。

ここまではいいんです。
でも、人事目線でぶっちゃけると…


固定残業代がある=残業する前提かも!?

新卒採用で最初から固定残業代をつけてる企業は、
正直、「まあ、それくらい残業するよね」って前提で給与設計している場合があります。

(もちろん、全部がそうではないですが!)

私たちの会社では、新入社員は半年くらい残業禁止です。
だから、固定残業代なんて設定しません。


さらに注意点!

  • 賞与(ボーナス)に固定残業代は含まれない。
    → 「基本給×○ヶ月分」で計算するので、見た目の給料が高くても、ボーナスは少ないかも。

  • 10時間超えても追加で払わない会社があるかも。
    → これは完全に法律違反です。(でも、たまにあるから怖い)


【まとめ】固定残業代アリ求人、ここをチェック!

✅ 固定残業代の時間数(何時間分?)
✅ 固定残業代を超えたら、追加で残業代が出るか?
✅ 実際、どれくらい残業があるのか?(面接で聞いてOK!)

初任給だけ見て「わーい!」ってなるのもいいけど、
中身をしっかり見て、自分を守るのもめちゃくちゃ大事ですよ💡

前回は休日に関する表記の罠をご紹介してます。

 

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