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5月, 2025の投稿を表示しています

年間休日は何日あれば多いって言える?労働時間と休日の関係をゆるっと解説!

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◆ 年間休日の「普通」って、いったい何? 就活生がよく気にする「年間休日○○日」。 「100日切ってる=ブラック」「120日超えてる=ホワイト」と思いがちですが、 実際には“法律的な意味”が少し違います 。 ◆ まずは基本:週40時間ルール 労働基準法では、 「1週間の労働時間は40時間以内」 「1日8時間以内」 というルールが原則です(労基法第32条)。 この前提で、 週5日勤務 × 1日8時間 = 週40時間 残りの2日はお休み というスタイルを1年続けると、 年間休日 = 2日×52週 = 104日 つまり、 「年間休日104日」は、週40時間制を守るためのモデルケース なんですね。 ◆ 実は「年間休日52日」でも違法ではない 「年間休日52日!?ブラック企業だー!」と反射しがちですが、 法律上はアリです。 というのも、労基法では 少なくとも「週1日」または「4週に4日の休日」を与えなければならない (労基法第35条) とされているため、 最低限は週1休でOK 。 ( 週休2日制に関する記事 も書いているので是非ご覧ください) ただし! もし週6日働くなら、 1日あたりの労働時間は最大6時間40分(≒6.67時間) で抑えないと、 週40時間ルールに引っかかります 。 さらに重要なのがここ👇 この6.67時間を超えた分は、残業扱い(=割増賃金)になります。 つまり、年間休日52日でも、 「ちゃんと週40時間以内に収まってる?」 「残業代、ちゃんと払ってる?」 という視点で見ないといけないんです。 ◆ 年間休日だけで企業を判断するのは早とちりかも? たとえば、 フレックスタイム制で月単位・年単位で調整している企業 繁忙期と閑散期の差が大きい業種(例:小売、観光) 勤務時間が短め(例えば1日7時間など) など、 年間休日が100日以下でも“働きやすい職場”はあります 。 逆に、年間休日125日と書いてあっても、 毎月残業40時間 有休を取る雰囲気ゼロ …なんてケースもあるので、 数字だけで「ホワイト/ブラック」は判断できません 。 ◆ 求人票で注目すべきポイント ✅ 年間休日が104日を下回る → ...

公務員試験全振りは危険!? 〜安定志向の落とし穴〜

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「やっぱり安定が一番!」という理由で公務員を目指す学生さん、結構多いですよね。 福利厚生、雇用の安定、社会的信頼…たしかに魅力的なポイントが揃ってます。 でも、ここでひとこと言わせてください。 公務員試験一本は、めちゃくちゃリスク高いです。 公務員試験、合否が出るのは遅い! 民間企業の選考スケジュールをご存じでしょうか? 年々どんどん早くなっていて、4年生の6月にはもう内定を出している企業がゴロゴロ。 一方で、公務員試験はというと… 早くても夏、本当に遅いところだと 10月以降に最終合否が出る自治体も あります。 つまり、もし公務員試験に全振りして、 全滅した場合 。 そのときには、もう民間企業は来年の採用に向けて動いていて、 今から受けられる企業がほとんどない という地獄のパターンが待っています。 民間と両立がベスト。でもそれが難しいのは分かる。 もちろん、公務員試験の勉強って超大変です。 教養試験に専門試験、面接対策もあるし、学業と両立するだけでも相当キツい。 それでも、「民間企業も1社は内定をもらっておく」という保険があると、心の余裕が全然違います。 もし運よく公務員試験に合格したら、その時点で企業には辞退すればOK。 ただし、その企業が 公務員試験の結果が出るまで待ってくれること が大前提なので、選ぶ企業も慎重に! 実は…中途採用の方が通りやすい説(私見) 「今年落ちたら人生終わる…!」みたいに思ってしまう人もいますが、ちょっと待ってください。 実は、公務員試験って**中途採用枠(社会人経験者枠)**があるんですよね。 そしてこれは私の体感なんですが、**中途枠の方が受かりやすいんじゃないか?**と思うことが多々あります。 社会人経験がある人のほうが、地に足ついた受け答えができるし、自治体側も即戦力として期待しやすいんでしょうね。 なので、一度民間に入って数年働いてから再挑戦するのも 十分アリ な選択肢です。 でも、ウチの会社でそれはやめてね!(笑) まとめ:公務員を目指すなら「全振り」より「保険あり」で 公務員試験は確かに魅力的。でも、「全振り」はあまりにもリスキー。 「民間にも1社」「公務員は中途でもチャンスがある」という選択肢を知っておくだけでも、未来の選択肢はグッと広がりますよ。 そして、受...

「第一志望ですか?」と聞かれたときの正解とは?

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  就活生の皆さん、面接でよくあるこの質問… 面接官「当社は第一志望ですか?」 出た。就活三大こわい質問のひとつです(残りは「自己PRしてください」と「逆質問ありますか?」)。 今日はこの問いにどう答えるのが正解なのか、私の個人的な見解をお届けします。 正直に「第二志望です」は正解か? 結論から言います。 正直に答えるのは大変よろしいが、面接ではあまり得策ではない。 「いえ、第二志望です。第一志望は別の会社です」 → 面接官の心の声:「そっか…じゃあもう内定出しても来ないんだろうな…残念、次!」 残念ながら、 面接官は神様じゃないので、心が揺れます。 嘘でも「第一志望です」はOK? 私の考えでは、 YES。嘘も方便。就活はある意味、芝居です。 もちろん嘘をつくのは気が引ける人もいると思いますが、そもそも「第一志望ですか?」って質問自体がわりと不毛です。 それに、たとえ嘘だったとしても、後からなんとでも言い訳できます。 「親と相談した結果、他社の方が家から近くて…」 「他社でより自分のやりたい分野のポジションが空いていたので…」 などなど、“大人の事情”を使えばOK。 「絶対承諾する?」にどう返す? これもまた難問。面接官によってはこう畳みかけてきます。 「じゃあ、うちが内定出したら、絶対来てくれる?」 このときの模範解答: 「はい、承諾します(キッパリ)」 迷ったら負けです。タジタジになると、「やっぱり他社に行くんでしょ?」と読まれてしまいます。 嘘をつきたくない人向けの“逃げ”回答集 どうしても正直にいたいあなたには、こんな 便利な言い回し があります。 「選考が進んでいる企業の中では御社が第一志望です」 「この業界では御社が第一志望です」 「志望度は非常に高く、内定をいただければ前向きに考えたいと思っております」 …などなど。 言葉は武器。逃げ道は用意しておきましょう。 面接官の本音 ちなみに採用側の私たちとしては、「第一志望です」と言われたからって 100%信じてません。 ただ、それを言わない学生よりは、「来てくれるかもしれない」と思えるだけで十分。 つまり… 嘘か本当かはさておき、「うちの会社に行きたい」というアピールは素直にうれしい。 ...

面接の逆質問、「特にありません」はアリ?

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「逆質問しないと落ちる」って本当? 就活サイトやマニュアル本を見ると、「逆質問は必ずしましょう!」って書かれてますよね。 でもこれ、 私個人の意見 ですが――そんなに無理しなくても大丈夫です。 実際、「特にありません」と答えたからといって落とす会社って、そんなに多くないと思います。 むしろ、変に無理矢理な質問をされると、こっちもリアクションに困ります…。 無理に質問すると逆効果 たとえば、面接官に向かって 「御社の福利厚生について詳しく教えてください!」 とか言われても、「いや、俺、採用担当じゃないし」って思ったりします(笑)。 待遇や福利厚生のことは、ホームページか説明会でちゃんと説明してるはず。 それをまた聞き返すのは、むしろ「調べてないのかな?」と不安になるかもしれません。 「特にありません」の上手な言い方 とはいえ、ただ「ありません!」と即答すると、そっけない印象になるかもしれません。 なので、こんな感じで一言添えるのがおすすめです。 例) 「会社説明会や先輩訪問にて、会社の雰囲気や仕事内容、福利厚生などは十分教えていただけたので、現時点では特に質問させていただくことはございません。」 これなら、「おっ、採用担当、ちゃんと仕事してるな!」って思ってもらえて、面接官側の株も上がるかも? どうしても何か質問したいなら… もし、やっぱり何か聞いた方が安心だな…という人は、 「面接官個人」にフォーカスした質問 がおすすめです。 例えばこんな感じ。 「〇〇さんご自身が、入社を決めた理由は何でしたか?」 これなら、面接官も自分の話なので答えやすいし、 雑談っぽく 盛り上がることもあります! まとめ 無理に逆質問しなくてもいい。 どうしても質問したいなら、面接官個人に関する質問が無難。 「特にありません」と言うなら、丁寧に理由を添えると好印象。 他の記事でも面接ノウハウを紹介しています。 早すぎる訪問はNG!?会社訪問・面接のマナー おすすめ記事: ✅ 面接で使える逆質問例文42点|何か質問はありますか?の答え方|doda

適性検査対策って意味あるの?

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本屋で見かける「適性検査対策本」 就活シーズンになると、どこの本屋にも必ず平積みされる適性検査対策本。 「これ買ったら受かるかも!」って、つい手に取っちゃいますよね。 でも、個人的には…… あまり意味ないと思ってます。 理由をこれから説明していきます。 能力テスト編:「素養」はごまかせない 一番有名な適性検査には大きく分けて 能力テスト と 性格テスト があります。 能力テスト(いわゆる国語・数学の問題みたいなやつ)は、確かに反復練習で多少はスコアが上がるかもしれません。 けど結局、 普段から活字に慣れているか 数字に対するアレルギーがないか みたいな、 その人の素の力 がものを言います。 だから、ちょっと頑張ったくらいで劇的に変わるわけじゃないんですよね。 性格テスト編:対策しようとする方がズレてる 性格テストについては…… そもそも正解がない。 「リーダーシップを発揮するほうだ → はい/いいえ」 みたいな質問に、就活マニュアル通りの答えを選んだところで、矛盾チェックには引っかかるし、結局バレます。 「素直な自分」で答えたほうが、企業側にも、自分自身にもプラスです。 過去問やり込んでも、意味ない説 ちなみに、 その適性検査を作っている会社は、流出した過去問をバンバン削除しているそうです。 つまり、 対策本に載ってる問題は、実際の試験には出ません。 たまに「奇跡的に同じ問題出た!」みたいな話も聞きますが、基本は「似て非なる問題」が出ると思っていたほうがいいです。 まとめ:適性検査対策に時間をかけすぎない 適性検査対策、全否定するわけではないですが、 正直そこに何十時間もかけるくらいなら、 面接対策をする 業界研究をする ちゃんと寝る このあたりに力を注いだほうが 内定率は確実に上がる と思います。 「適性検査対策本買っただけで満足しない!」 これ、大事ですよ。 (※あくまで個人の感想です)   おすすめ記事: ✅ 適性検査になぜ落ちる?理由・落ちる確率と対策7つ【体験談付き】|ONE CAREER

【学歴フィルターの話】学歴厨の私がこっそり教えます

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そもそも、うちの会社に学歴フィルターはないです まず前提として、私の勤めている会社には 学歴フィルター はありません。 エントリーしてくれた方は、どこの大学でもきちんと見ています。 でも——実は、 私はそこそこ学歴厨 です。 地頭の良さも、立派な「個性」だと思う スポーツが得意な人、芸術的センスがある人、コミュ力おばけな人。 いろんな個性がありますが、 「勉強ができる」というのも立派な個性 です。 それを評価するのって、悪いことじゃないと思っています。 勉強できる=地頭がいい、ってわけでもないんですが、 やっぱり 考える力とか吸収力 みたいなところには出てくるんですよね。 某大手でガチガチの学歴フィルター見ました 10年以上前の話になりますが、 某大手上場企業では しっかり学歴フィルター がありました。 総合職:国公立 or 有名私立限定 一般職:地元の私立上位校までOK こんな感じ。 書類の時点でバッサリ。 もちろん、学歴が全てじゃないんですが、「そもそも面接にすら進めない」という現実はありました。 学歴フィルターを回避するには? じゃあ、学歴フィルターがある会社をどう見抜くか。 おすすめは OB・OG訪問 です。 なぜかというと、大手企業は「学閥」とまではいかないけど、 出身大学別の採用チームが組まれている ことも多いからです。 採用実績校をチェックする 同じ大学の先輩に面談をお願いしてみる このあたりで、 「あっ、この会社は同じ大学からしか取ってないな」 みたいな気配を察知できます。 ちなみに、志望企業にあなたの大学の先輩が全然いなかったら…… 察してください。 最後に:学歴はスタート地点のひとつでしかない 学歴フィルターに引っかかると正直しんどいですが、 「学歴がすべて」なわけじゃありません。 入社してからは、 地頭 も 行動力 も 運 もいろいろ問われます。 気にしすぎず、けど、知識として持っておく。 そんなスタンスで就活に臨んでもらえたらいいなと思います。 (あくまで、これは私の個人的な感想です) おすすめ記事: ✅ 学歴フィルターの実態|就活のプロが区切り方や乗り越えるコツを解説|PORTキャリア

【クチコミサイト】そんなに信用できる?

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クチコミサイト、書いてる人って誰? 企業選びのときに、つい見ちゃうクチコミサイト。 でも冷静に考えてください。あそこに書き込むのって、 会社に不満があった人 がほとんどです。 退職して怒り心頭の人が、 「聞いてくれ、俺はこんなひどい目にあったんだ!!」 と全世界に叫んでるようなイメージ。 そりゃあ悪口だらけになりますよね。

【ぶっちゃけ】「ガクチカ」はつまらない

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こんにちは、お祈りメール錬金術師です。 就活をする学生さんなら誰しも聞かれる、「ガクチカ」こと「学生時代に力を入れたこと」。 履歴書やエントリーシートに定番で入っていますよね。 大学指定のフォーマットにも当然のように枠があって、まるで書くのが当たり前のような扱い。 でも、今日はあえて言います。 ガクチカ、だいたい面白くない。 いや、ほんとに。 大量のエントリーシートを読む人事の本音です。 (履歴書に関するエピソードは他にもあります。 【宛名編】 【期日編】 ) 【よくあるガクチカ3パターン】 読んでいて「またこれか」と思うエピソード、だいたいこの3つです。 バイトリーダー サークルの副部長(なぜか部長じゃない) ボランティア活動 どれも立派だとは思います。思いますが、 エピソードが想像の範囲を出ないことがほとんどです。 例えば、 バイト先で売上向上のために工夫しました サークルをまとめるために努力しました ボランティアで地域に貢献しました うん、 すごくよく分かる。すごく想像できる。 でも、もっと聞きたい!ってならない。 【印象に残ったガクチカは?】 過去に私が「おっ!」と思ったエピソードはこんなもの。 勢いだけでフランスへ渡り、自転車の大会に飛び入り参加した学生 バイト中に酔っぱらった客に殴られ、警察に事情聴取された話 極端に奇抜なことをしろというわけじゃないですが、 想定外のエピソードには惹かれます。 どんな活動でもいいんです。 バイトでも、サークルでも、ボランティアでも。 大事なのは、「もっと詳しく聞きたい!」と思わせるストーリーを持っているかどうか。 【ガクチカで差がつくポイント】 ✅ よくある活動でも、オリジナリティのあるエピソードを! ✅ 自分の「行動」「工夫」「結果」を具体的に! ✅ 面接官に「え、どういうこと?」と聞かせたら勝ち! 【まとめ】ガクチカは肩書きじゃない、ストーリーで勝負! 「何をやったか」じゃなくて、 「どうやったか、何を得たか」で勝負しましょう! 誰かと同じようなガクチカに埋もれずに、 あなたらしさが光るエピソードを、ぜひ探してみてくださいね。 ちなみに私のガクチカは留年する原因にもなった「インターネットゲー...

【就活コラム】緊張したからやり直し?甘えた学生に伝えたいこと

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こんにちは、お祈りメール錬金術師です。 先日、ちょっと驚く出来事がありました。 一次選考で不合格通知(いわゆる「お祈りメール」)を送った学生さんから、突然の電話。 たまにあります。 「今後の参考のために、不合格理由を教えていただけますか?」 → これは真面目でいい質問です。 しかし、今回の学生さんは違いました。 (他の記事で、 お祈りメールって実は優しさ なんだよって話を紹介しています) 「緊張して本来の力を出せなかったので、もう一度チャンスをもらえませんか?」 ……えっ? さすがに驚きました。 正直に言います。 なぜ、もう一度チャンスがあると思ったのでしょうか? 面接は一発勝負です。 緊張していようが、コンディションが悪かろうが、 その場で力を発揮する のが面接です。 仕事でも同じです。 プレゼンで緊張して失敗しました 大事な商談で頭が真っ白になりました だからと言って、「もう一回やらせてください!」とは言えませんし、 許される世界ではありません。 社会人には、 一度きりの本番を成功させる力 が求められます。 もちろん、緊張は悪いことではない 誤解しないでほしいのですが、 緊張すること自体 は悪いことではありません。 むしろ、本気だからこそ緊張するものです。 問題なのは、 緊張した=失敗した=やり直しできる と思ってしまう、その考え方。 厳しい言い方かもしれませんが、 「売手市場で学生が優位」と言われる今だからこそ、 こういう甘さが目立ってしまうのです。 【お願い】不合格はチャンスだと思って 今回の学生さんにも伝えたかったですが、 不合格は ただの「ダメ」ではありません。 何が足りなかったのか どうすれば次はうまくいくのか 自分を振り返る最高の機会 なんです。 そして、今の世の中は内定をもらうハードルが下がっているからこそ、 「落ちた」という経験をどう活かすかが、ものすごく重要です。 【まとめ】社会に出る前に覚えておこう ✅ 面接は一発勝負 ✅ 緊張しても言い訳にはできない ✅ やり直しはできないのが社会人 ✅ 不合格を次に活かす姿勢が大事 失敗を言い訳にするか、 失敗をバネにするか。 それだけで、社会に出た後の成長スピードが全然違います。 次こ...