「服装自由」にご用心!~その一言の裏にある企業の意図~
「やった!スーツ着なくていい!」
「よし、Tシャツ&ジーンズでOKだな!」
…と気を抜いてはいけません。
実はこの「服装自由」、企業からの**罠(ワナ)**かもしれないんです。
●「服装自由」は“自由”ではない?
以前、お話した某アパレル企業の採用担当者はこう言っていました。
「服装自由と案内するのは、どんな格好で来るかを見たいからです。私たちのセンスとマッチするかも、評価ポイントの一つです。」
なるほど…さすがアパレル業界。ファッション=自分の価値観の表現ですから、そこが見られているというわけですね。
でも、それを知らずに普通のリクルートスーツで行ったら?あるいは、カジュアルすぎる服で行ったら?
…その時点で選考終了、なんてこともあるかもしれません。
●逆に攻めた結果、受かることも!?
かと思えば、私の大学の先輩はこんな経験をしていました。
「IT企業の面接で『服装自由』ってあったから、穴あきジーンズにパーカーで行ったよ。そしたら受かった!」
…これ、本当の話です。
つまり、「服装自由」という言葉の真意を読み取る能力が問われているということ。企業によって、その意味は大きく違います。
●フィールドワークでスーツは困る!?
会社説明会やインターンでも同様です。以前、フィールドワークがあるのにスーツで来た学生がいて、人事担当者が困っていました。
「服装自由=スーツじゃなくていい」という意味だけではありません。
TPO(Time, Place, Occasion)を意識することが重要です。
●じゃあどうすればいいの?
結局のところ、「服装自由」の場合は以下のポイントを押さえましょう:
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会社の業種・文化を調べる(アパレル、IT、金融などで全然違う)
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会社説明会や面接の雰囲気や過去の参加者の服装を調べる
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迷ったら清潔感のあるオフィスカジュアルを選ぶ
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実際に「私服」と言われても、**就活用の“きれいめ私服”**を選ぶ
「服装自由」と書かれていても、「あなたのセンスと判断力を見てますよ」というサインかもしれません。
これからの説明会や選考では、**“服装選び”も戦略のうち!**と思って準備してくださいね。
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